駿河職人の最近のブログ記事

 

先日、駿河なつかし堂の職人さんのところへ、完成した商品を取りに行ったとき、

製品になる前の木材が積まれて置いてありました。

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材料の選び方について職人さんに聞いてみました。

普段、作業中は無口な職人さんが、いろいろと教えてくれました。

「最近はね、材木業者も若い営業マンがくるでしょ?

木について、あまり知らないんだよね。

とても製品にならないような部分を持ってきて、

とにかく『買ってください』という。私はね、『高くてもいいから

もっとマシなやつを持ってきなさい』と言ってやるんだよ」。

さすが人情深い職人さん、その悪い材も多少買ってあげて、

他の見えない部材などに使用するそうです。

 

そんなわけで駿河なつかし堂 の家具に使われている材は、

職人さんがこだわりの目で厳選したものを使用しています。

 

これは栓(セン)という木。

駿河なつかし堂 では「チョットシリーズ」「ふみ台」などに

使われています。

 

無垢の木は乾燥や湿気などの影響を受けやすく、

しっかりと乾燥させていない木でつくられた家具などは、

反り、割れ、ねじれが起こりやすいのです。

「チョットシリーズ」「ふみ台」などに使われている栓は、なんと2年以上!

天干しされたものを使用しています。

天干ししながらスプリンクラーで水を拭きつけています

(今思えば私が幼い頃、近所に材木置き場があちこちにあってその光景を

よく目にしました)。

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左写真:木口付近が変色 しているのがわかります。

 

 

スプリンクラーで水を2年もの間吹き付けていると、

水がかかる木口だけ変色してきます。

変色した部分を削って、製品に仕上ていく、というワケですね。

  

このように、長い歳月をかけて寝かせた材料を、駿河職人が

ひとつひとつ丹精込めて作り上げる逸品!

日ごろの感謝の気持ちを込めて「父の日の贈り物」にいかがですか!

 

レトロ家具(昭和家具・明治家具・大正家具)販売【駿河なつかし堂】

 

 

当店でも取り扱っている『鎌倉彫』とは、どんなものなのか。

今回はその歴史背景をお話しますね。

『鎌倉彫』とは、鎌倉時代に生まれ現代に引き継がれてきた工芸品で、その歴史は700年になるといわれています。

明治時代、人気のリゾート地となった鎌倉に遊びに来た上流階級の人々が、工芸品としての『鎌倉彫』に関心を寄せ、

次第に生活用品としての『鎌倉彫』が作られるようになりました。

美術骨董品的な価値を持つものもあり、高価な彫刻漆器として全国でも名高い工芸品とされています。

そして、前回の日記にも書きましたが、静岡が家具産地といわれるようになった背景には、

『徳川三代将軍家光公が浅間神社を造営した時、全国各地から集められた漆工や大工、指物師、彫刻師などの職人たち

の多くが、造営後も気候が温暖な駿府に定住した』ことがきっかけとなっているといわれています。

駿府に定住した彫刻師は、鎌倉で生まれた『鎌倉彫』という家具ブランドを駿府にも定着させました。

静岡には現在もその技術を継承し、活躍している職人さんが存在するのです。

鎌倉01.JPG 鎌倉02.JPG1台1台丁寧に彫っていく、非常に手間がかかる作業です。1台1台に職人「彫刻師」の魂がこもっています。

まさに「丹精込めて」という言葉が当てはまる、そんな逸品です。

還暦のお祝い、母の日の贈り物などにいかがでしょうか?

 

 レトロ家具(昭和家具・明治家具・大正家具)販売【駿河なつかし堂】

こんにちは。企画・開発をしてます大村真一と申します(店長の弟になります)。

今回は、当店で扱っている商品が出来るまでを、家具職人さんの写真を交えながら、お話したいと思います。

まずは「秋草 踏み台」です。

 

焼き板2web.JPG

←焼き板をしているところ。

無垢の板はねじれや反りが起こりやすいので、材料の段階で

このようにカマドのような装置でプレスして熱することで水分を

飛ばし、板を真っ直ぐにします。その加減は職人さんの長年の

間に養われた目と感で判断されます。手間はかかるけど、

この作業によって狂いの少ない、無垢の家具が出来上がりま

す。

 

 

 

 

静岡が家具産地といわれるようになった背景には、

『徳川三代将軍家光公が浅間神社を造営した時、全国各地から集められた漆工や大工、指物師、彫刻師などの職人たち

の多くが、造営後も気候が温暖な駿府に定住した』ことがきっかけとなっているといわれています。

その技術は代々受け継がれ、現在もすばらしい技術を持った職人さんたちが存在し活躍しています。

 

 

ふみ台1web.JPG

→当店で取り扱っている「踏み台」を作っているところ。

節や反りがないか、材をチェックしながら一台一台丁寧に製作

していきます。踏み台はヒトが乗るものなので、強度と精度が

要求されます。職人さんも真剣です。木地が出来上がったら、

今度は塗師屋さんのところに運ばれます。

 

つづきはまた後日!

 

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